Marty universe93

世界観共有型フリークショーアンソロジー
「FREAK VALLEY」

外界から遮断された街「フリークヴァレー」を舞台に、街人達とフリークショーの人々が織りなす、醜く、美しく、恐ろしく、優しい、反吐の出るような愛しい日々の短編集。
五名の作者が、フリークで溢れたこの街の様々な顔を綴っています。


＝＝＝＝＝各あらすじ＝＝＝＝＝

１話「飲み干せぬ」作：にらみじゃくし
フリークヴァレーに住まう少女は、ある夜フリークショーの団員に一目ぼれをした。しかし、激しい恋に落とされた少女は、彼の放った一言で更なる深い闇に突き落とされる事となるのだった……。そして、少女は女になる。


２話「怪物の火」作：京谷悟
フリークショーで”フランケンシュタインの怪物”として働く巨人症の男は、小頭症の街の女性と愛を育んでいた。しかし、５０年前の事件のせいでサーカス団員と街人の恋愛はご法度。その事実を街人達が知った時、事件は起きた――。


３話「フリーク・ヴィデオ・ショウ」作：サジッタ
投稿されてはすぐに削除される謎の動画がある。その動画に映っているのは、動画投稿サイトに動画を投稿していた、行方不明の男の姿だった。最初こそ楽しげだった彼の笑顔は、次第に消え去っていく――。


４話「瞳に映る世界」作：花月小鞠
ある目的の為に街にやって来たベティは、廃屋の屋上で、月灯りに照らされた真っ白な女性、エレンと出会った。次第に心を開いていく二人、だが、まだ秘密があるようで……。


５話「ラスコールの母」作：金柑ヘッド
ラスコール少年はミスター・レイヴンのフリークショーを目指して、必死に車を走らせていた。街で偶然団員と出会い、ほぼ誘拐される形で辿り着いたテント。少年と後部座席の”積荷”には、ある秘密があった……。




＊本作品には、一部、差別的表現、非道徳的表現、グロテスクな表現が含まれておりますが、差別や犯罪を助長する意図はなく、全てフィクションです。



＝＝＝＝仕様＝＝＝＝＝＝
２０１８/０５/０６　発行
Ａ５/オンデマンド/本文７４P（奥付/扉含）
​￥５００

＊名義変更前の作品につき作者名が違いますが、私です。